別大マラソンRuntrip⑧私の別大マラソン
12:00 号砲が静かに鳴り響く
どこかの市民マラソンみたいなゲストの挨拶もなし、これからの脚旅に興奮したランナーの叫びもなし。
淡々と皆がスタートラインを越していく。
コースは前半 10km行って10km帰る、
湾岸沿いのシンプルな折り返し。
前方ランナーの背中を眺めてひた走る。
走り始めてすぐ、小雨がぱらついたけど風は無し。
フルマラソン走るには、良い天候だったと思います。まだ保温のビニール袋を被ったままのランナーや、ロンTとロングスパッツで完全防寒したランナー。かと思えば懐かしのランシャツ&ランパンで古き良きランナー風を吹かせてたり。
装備はほんとに人それぞれです。
寒がり、暑がり。
程なくして中央分離帯の植木の向こうに
対向ランナーが快走してるのが見えた。
4年前の川内優輝選手との競り合いが有名なhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/中本健太郎選手の走りはほんとにカッコよ...
なんてウトウト眺めてる余裕は全然なかった。。。
想像してたより後方からの出発で
いきなり予定してた自分のスタートに45秒くらいズレ(遅れ)があって
今までそんなことあんまり気にしなかったのに、、、なんだかな〜
めちゃくちゃ焦った。
ということも相まって、
後から心拍計をみたら
地獄で溺れてるみたいになってた笑
(赤が心拍、青がペースです)
色々、相当苦しかった笑
単純に目標タイムを分割して42回ちょっとラップを刻むランニングと違って
僕はレースをしに来た。
ギリギリの体力で走って、背伸びした結果を出したかった。でもここまでギリギリだったとはぁ〜
真面目に後半の疲労失速を考えると、
前半のタイムは貯金しなくちゃダメ。
で、ぬおおおおおおおって前半19km位まできて
応援してくれてる仲間の前を通って
おっしゃ今の感じだとどれ位貯金〜٩( ´◡` )?と時計みたら
貯金も余裕も全然無いことが明らかに。
売れないシンガーソングライターが
今日も一日中、喉を切らして街路樹の下で歌い続けたのに
足元のギターケースには数えられる程のコインしか転がってない
肩を落としてケースを畳み家に帰ったら
電気代を払い損ねて灯りの点かないワンルームは
闇への入口のようだった
(言い過ぎ)
みたいな気分になった0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_
ネガティブな気持ちがさらに心拍を高める〜
この当たりでコースも丁度、名物のバンクゾーン。左脚が常に下がるようなマリオカートコース。。
半分の距離を折り返す前に完全失速。
さすが脚の速いランナーの集まる大会
速攻で何十人ものランナーに
鬼のように背中から捲られる、、、
ガラスハート粉々。
女性ランナーが少ないから、
沿道の応援も時に温かく、時につら。。
めちゃくちゃ声をかけていただきました。
あり?目から汗、、、、
しょっぱいお。。
僕の別大マラソン
25kmの収容バスで 終了ダス。
終了ダス。